2018年の夏は各所で35度以上の気温になり、40度を超す暑さを記録する地域が複数出てくるなど、猛暑が印象的なシーズンだった。
9月に入り最高気温は30度前半程度までに抑えられるようになり、と書こうしたが、30度で涼しく感じる時点で今年は本当に異常だったのだと思う。
とはいえ冗談では済まされない、命に関わる暑さの夏を過ぎ、朝晩に少し秋の気配を感じるようになって思ったことは、あんなに暑かった夏も終わってしまうと名残惜しいものだなあということだった。
今年は海に行けなかった。
海水浴はそんなに好きではないけれど海は好きで、川も好きでたまに土手を散歩することもあって、とにかくなんだか水辺が好き。
夏の水辺は特に格別で、江ノ島みたいな観光スポットも何てことないただの小川も、夏に行くと理由もなくテンションが上がる。
だから今年、海に行けなかったことはとても心残りだ。
そういえば花火大会にも行かなかったし、手持ち花火もしなかったし、ベタな夏っぽいことが大好きなのに今年はそういうことを何一つやらなかった。
そんな後悔は多少の差はあれど毎年夏が終わるごとに抱くものだが、今年は本当に夏が過ぎてしまうことが寂しい。
平成最後の夏だからだろうか。
特に暑い夏だったからだろうか。
Aqua Timezと過ごす最後の夏だったからだろうか。
やり残したことや取りこぼしたことだらけな気がする、2018年の夏はきっと一生忘れることがないと思う。
明るい曲調でちょっと切ない失恋ソングのAqua Timez「秋になるのに」が、とても心に沁みてくる。
照りつける午後に 陽炎ゆらめき
一雨欲しいのに 太陽は圧倒的
「去年よりずっと 暑い気がするな」
今年の夏はもう それが独り言になる
Aqua Timez「秋になるのに」(作詞:太志、シングル「夏のかけら」収録)
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